江戸時代の蝦夷を舞台にし、アイヌ民族たちを描く「シサム」を観てきました。
10歳頃でしょうか、図書室にあったアイヌ民族の本を見て衝撃を受け、初めて知ってから数十年。
アイヌ民族を題材にしたの映画やドラマがなかったので、公開を知ったときには嬉しかったです。
アイヌ民族は、東北中心に暮らしていた民族ですが、次第に北海道中心のイメージに変わっていきました。この映画では、東北中心に暮らしていたアイヌ民族について描かれています。
また、アイヌ民族ならではの習慣や口語で暮らしてきた文化として知られており、今でも謎に包まれている部分もあります。
映画に出てくるアイヌ民族の差別や外部から見た印象や決めつけなど、今の時代にもあることに心が痛みます。
最近では、アイヌ民族の方々にアイヌ民族の方の骨をお返ししたニュースで記憶にある方も多いでしょう。
私は小学生低学年の頃にアイヌ民族の書籍を読んで以来、学びたいと思う民族のひとつとして様々な書籍やドキュメンタリーを見てきました。
今回は、おすすめの書籍やドキュメンタリーを中心にご紹介します。
アイヌ民族とは?
アイヌ民族とは、今で言う北海道辺りに住んでいた先住民族の方々のことです。
江戸時代では蝦夷と呼ばれていました。学校で聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
呼び方はえぞ えみしなど多数あります。
しかし、蝦夷は奈良や平安時代まで、東北地方に住んでいる、特に青森県 秋田県 岩手県を指していた歴史も。
アイヌ民族に関するおすすめ書籍は?
今回は、これまで読んでいたアイヌ民族に関する映画やドラマのおすすめをご紹介します。
全ては熊から教わった 木彫家藤戸竹喜の世界
アイヌ出身木彫家の方に焦点を当てたドキュメンタリー映画。アイヌ出身の経験から得た点を木彫りで活かしている藤戸さん。
自然で育った彼ならではの視点のインタビューでは考えさせられるものがあります。
Amazon prime videoで見られます。
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アイヌの祈り
あまり知られていない知る人ぞ知る書籍。
アイヌの方々についてどのくらいの方が知っているでしょうか。
表紙の写真から引き込まれる書籍で、アイヌ伝統について詳しく知りたい方におすすめです。
アイヌ民族の歴史
アイヌ民族について知っているも、もう少し詳しく知りたい方におすすめ。
アイヌ民族と言っても、諸説ある人々。最初は東北中心に伝えられてきた民族でしたが、時代とともに北海道に住んでいる人々を指す言葉になりました。
北海道のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
なぜ北海道の印象になったのかなどについても書かれています。
いま学ぶ アイヌ民族の歴史
アイヌについてあまり知らない方におすすめの書籍。
どのようにしてアイヌの方々は暮らしてきたのか、そしてどのような差別を受けてきたのか、詳しく学ぶことができます。
アイヌ民族ならではの習慣や伝統にも触れており、これを読んだらもっと知りたくなるに違いない!
1時間でわかるアイヌの文化と歴史
さらっとアイヌ民族について理解したい方におすすめ、特に歴史が苦手な方におすすめしたい書籍です。
このような1時間で学べるシリーズは、内容をはしょっている場合が多いのですが、この書籍ではしっかりと要点を踏まえているのでわかりやすい内容になっています。
アイヌ文化の基礎知識
アイヌ民族の文化を中心に知りたい方向けの書籍。
知っているようで知らなかったアイヌ民族の文化がたくさん出てきているので、民族についてあまり知らない方も引き込まれる内容になっています。
様々な人々が暮らす海外とは違って、島国ならではの差別そして文化にも触れています。
今だからこそ知ってほしい文化と伝統、必見です。