フリードリヒ2世: シチリア王にして神聖ローマ皇帝
シチリアとローマの皇帝として知られるフリードリヒ2世。戦を好んだ王として知られています。
塩野七生さんの書籍で読んだことがあったものの、今回は図や絵を用いた書籍でしたので、手に取りました。
フリードリヒ2世: シチリア王にして神聖ローマ皇帝は、その時代背景やシチリアとローマのふたつを束ねた大変さ、そしてフリードリヒ2世がどのような人物であったかがわかりました。
医学や生物学を好んだ王と知られ、積極的に取り組む姿も書かれており、自ら解剖するなど周りが驚くエピソードも。
鳥類の研究書は、人だけでなく鳥の解剖や鷲の実験など含め、積極的に取り組んだ結果といえます。
紙の書籍は、紀伊國屋書店、honto、TSUTAYAオンラインで読めます。
また、電子書籍の場合は、紀伊國屋書店、hontoで読めます。
ローズ・ベルタン
マリー・アントワネットの衣装係として知られるローズ・ベルタン。
ルイ15世の愛人として知られるデュ・バリー夫人とライバルな時期もあった彼女。
その後は信頼関係を築いていき、デュ・バリー夫人だけでなく様々な王族や貴族から注文が殺到。
そして、フランス革命当時は自分が危ない状況でも、ギリギリまでマリー・アントワネットに衣装係として届けた人としても知られています。
ローズ・ベルタン ─ マリー・アントワネットのモード大臣は、ローズ・ベルタンのピークから晩年まで、ひと通り書かれためずらしい書籍。
hontoで読めます。
ヴェルサイユ宮殿に暮らす:優雅で悲惨な宮廷生活
ヴェルサイユ宮殿で暮らす人々がどのような生活をしていたのか、その暮らしがわかる書籍。
水道など水関連、火、衛生面、洗濯、掃除など幅広い分野から当時の生活がわかるので、サラサラと読みやすいです。
当時の有名な話はもちろん、あまり知られていない話まで幅広く取り扱っています。
メインは、ヴェルサイユ宮殿を建てたルイ13世から本拠地の宮殿として暮らしたルイ15世までですが、あの有名なマリー・アントワネットのエピソードも登場します。
紙の書籍は、紀伊國屋書店で、電子書籍は紀伊國屋書店、U-NEXT、ブックライブで読めます。
闇の魔女史 世界の魔女と魔女裁判の全貌
魔女と聞いたらどのようなイメージがあるでしょうか。
ほうきに乗り、ねこを飼っている、もしくは魔女裁判?様々なイメージがあるでしょう。
闇の魔女史 世界の魔女と魔女裁判の全貌は、魔女に関して様々な視点から見た内容になっています。
実際に起こった魔女裁判の内容だけでなく場所や絵そして道具などもあるので、見ごたえ満載。
初めて手に取ったときには、ページ数も多くなく絵や写真もあるためサラサラと読み進められる!かと思いきや。
あまり知られていない人物そしてなにより文字がびっしり。普段読むペースの倍かかりました。それだけ見ごたえがあります!
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欲望の美術史
アートの世界では、宗教画や恋愛が絡んだものが多くあります。
〈オールカラー版〉欲望の美術史 (光文社新書)では、有名な絵からあまり知られていない絵まで幅広く紹介。
期間限定の香水でさらに知名度が上がった「かんぬき」もあります。
そのモデルとなった人物や当時の時代背景も紹介しており、絵とセットで見るとより楽しめます。
解説がなければわからないマニアックな点も複数あり、美術史が好きな方は必見。
紙の書籍は、紀伊國屋書店、TSUTAYAオンラインで読めます。
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恋する西洋美術史
恋する西洋美術史 (光文社新書)は、西洋美術史の恋愛をテーマにしたもの。
先程と似た内容も含まっていますが、それを除いても面白い一冊。
当時恋愛がどのようであったかわかるため、恋愛に厳しい一面もあればオープンな一面もあり。
恋愛に対してどれだけ考え方が違うのかわかる一方で、モデルを神化したものもあり、恋愛はすごいなと改めて思いました。
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前2千年紀のヒッタイトの歴史と文化 忘れられた帝国への扉
なかなかヒッタイト関連の書籍がなかった記憶が。
歴史好きなので、いつか詳しい書籍が出たら読みたいと思っていたので、ヒッタイトの歴史と文化: 前2千年紀の忘れられた帝国への扉を初めて見たときは嬉しかったです。
ヒッタイトについて、あまり詳しい書籍はないと著者も書いているほどめずらしいのだと改めて気づきました。
紀元前2世紀とは思えない文化や歴史がたくさん詰まっています。
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アルシノエ二世 ヘレニズム世界の王族女性と結婚
アルシノエと聞いて思い浮かべるのは、クレオパトラの異母姉妹のアルシノエ4世。
アルシノエ二世:ヘレニズム世界の王族女性と結婚は、クレオパトラの先祖プトレマイオス朝のひとり。
有名なアルシノエ4世の影響もあってか、あまり知られていない存在の彼女。
しかし、実際にはアレクサンドロス大王死後の後継者問題や闘いに巻きこまれ、そして様々な選択をした強き女性でした。
2度の結婚を経て、実の兄弟とは禁止されている結婚に踏み切った理由や子どものためを思っての選択。
そして神化されたアルシノエ2世のその後など、最後まで見ごたえたっぷりです。
家系図片手に読まないとわからないほど、たくさんの人物が登場。
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ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人
古代ローマ時代の知識人として知られるヒュパティア。その女性をテーマにした映画も作られ、反響を呼びました。
当時のローマは、知識人として女性が少なく差別の対象にもなり、場合によっては厳しい処罰もありました。
ヒュパティアは悲しい最期を遂げますが、その当時の人々や知識人たち視点での視点なども書かれています。
今となっては当たり前になっている常識を正しいと唱えたヒュパティア。
そして、自分の身を守るために様々な対策をしていたこともあって、最期は残念でなりません。
ヒュパティア:後期ローマ帝国の女性知識人は、そんなヒュパティアの知られざる歴史について、事実と背景からわかる想像を膨らませた書籍。
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アラゴン連合王国の歴史 中世後期ヨーロッパの一政治モデル
アラゴン連合王国の歴史についての書籍が数少なく、アラゴン連合王国の歴史――中世後期ヨーロッパの一政治モデル (世界歴史叢書)を見たときには待ってました!と言わんばかりの勢いで飛びつきました。
後のスペインとイタリア付近にあったアラゴン連合王国。発売されている書籍が少ないカタルーニャも登場し、歴史好きには嬉しい限り。
スペインとイタリアに挟まれ、どのような政治をしていくか、政略結婚は?など様々な内容が書かれており、読み応えあり。
その後は政治のモデルとして参考にもされているアラゴン連合王国、ぜひ読んでみてください。
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わたしはナチスに盗まれた子ども:隠蔽された〈レーベンスボルン〉計画
わたしはナチスに盗まれた子ども:隠蔽された〈レーベンスボルン〉計画は、ある名前でずっと育ってきた著者。ある時から違和感を持ち始め、里子だと知ることから物語はスタート。
調査も途絶えてしまったり断られたりと、謎は深まるばかり。最終的にいきついた結果を聞いてびっくり。
ナチス・ドイツでこのようなことがあったのかと驚くと同時に、これだけの情報を隠していたこと、そしてこの書籍を詠まなければ知らなかったことも多くありました。
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大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本
大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本は、マンガと各国の歴史がセットになった書籍。
マンガ以外はカラフルでマーカーを引いてある、まさに教科書を読んでいるような気持ちに。
懐かしさと同時にこの雰囲気苦手だったなーなんて思ってしまいました。
しかし、実際に読み進めてみるとまだ知らない国やあいまいなままになってしまっている国の歴史がわかりやすい!
まだまだわからないことも多いですが、歴史がわからなくなったときに読み直したい一冊。
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