ご紹介する時間が空いてしまいましたが、今回は7月に読んだ本をご紹介します。
イギリスやイタリアなどヨーロッパの歴史を中心にご紹介しますので、欧州の歴史がお好きな方はぜひご覧ください。
イスパニア国王フェリーペ2世に裏切られた男
イスパニアと聞いて、どこだろうと思う方もいらっしゃるでしょう。
イスパニアは、現在のスペインでラテン語ではヒスパニアと呼びます。
「ヒスパニック」と呼ばれる人々のことを学校の授業で習った!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
イスパニア(スペイン)は、イベリア半島にあるカスティーリャ王国(カスティリヤ)とアラゴン王国が合わさった国です。
イスパニア国王フェリーペ二世に裏切られた男 アントニオ・ペレスの帰郷 [ 荻内 勝之 ]は、イスパニア(スペイン)のハプスブルク出身の国王フェーリペ(フェリペ2世)の側近だったアントニオ・ペレスの話。
フェリペ2世を信じていたアントニオ・ペレスがあるきっかけで国から追われる立場に。
まさかの展開で敵国から支持を集め、守ってもらえたアントニオ・ペレス。今でもその国では支持する人々が多いといわれています。
あまり日本では知られてはいないですが、もっと注目されてもいいのでは?と思う歴史人物です。
イスパニア国王フェリーペ二世に裏切られた男 アントニオ・ペレスの帰郷 [ 荻内 勝之 ]は、Amazonの電子書籍Kindleや紀伊國屋書店、書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】、
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ロンドン塔と英国王室の九百年
ロンドン塔と聞くと、誰しもが怖いイメージを持つのではないでしょうか。
そんな怖いイメージを持つロンドン塔ですが、たくさんの建物が集まった場所の総称です。
そのため、ロンドン塔にある建物にはそれぞれ名前があります。
また、エリザベス1世の父で暴君として知られるヘンリー8世の時代など幽閉や監禁される場所として使われる前まではごく普通の宮廷として使われていました。
図説 ロンドン塔と英国王室の九百年では、ロンドン塔を建てた人物や建てた理由、そしてそれ以降どのような使われ方をし、現在はどのようになっているかなども知れます。
一部は博物館になっており、厳重な管理の元で貴重な資料も見られます。
ロンドン塔について知りたい方は、図説 ロンドン塔と英国王室の九百年が必見、紀伊國屋書店書籍や電子書籍のハイブリッド書店【honto】でも読めます。
百年戦争―中世末期の英仏関係
百年戦争は、フランスの王位継承権や領土を求め、フランスのヴァロワ家とイングランド(イギリス)のプランタジネット家およびランカスター家が争った戦争です。
有名なジャンヌ・ダルクが巻き込まれ、悲劇の最期になったのもこの百年戦争が原因です。
結果、イングランドが負けフランスから撤退、ヴァロワ家がフランスをおさめるようになります。
百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)は、百年戦争の始まりから最後そしてその後の影響まで書かれています。
百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)は、紀伊國屋書店や書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】でも読めます。
ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史
おしゃれなファッションアイコンとして知られているエリザベス2世。
2022年に崩御されてから、エリザベス2世のファッションが改めて注目されています。
ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史は、そのようなファッションについて詳しく紹介されている本であり、紀伊國屋書店書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】でも読めます。
ワントーンコーディネートと統一するために色味を合わせた帽子や隠れメッセージではないかと度々話題になるブローチなど、今振り返って女王の写真を見るのも新たな発見があり面白いです。
ウィーン包囲: オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘
ウィーン包囲: オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘は、神聖ローマ帝国の時代、オスマン帝国が攻めウィーン包囲された当時の詳しい内容です。
片方の国からの視点で書かれているのではなく、両国の視点やそこまでに至るまでの背景なども書かれています。
ウィーン包囲に焦点を当てた書籍はめずらしいため、ウィーン包囲: オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘は、思わずすぐ手に取った本です。
神聖ローマ帝国は、二度にわたってオスマン帝国からの危機がありましたが、特に第二次ウィーン包囲について書かれています。
一度目のウィーン包囲について、書籍が出たらと期待してしまう書籍です。
ウィーン包囲: オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘は、紀伊國屋書店や書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】、【TSUTAYA online】
やTOWER RECORDS ONLINEでも読めます。
中世紋章史
「紋章」と聞くと日本の「家紋」を連想する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
海外で使われる紋章は多くの家系にあり、今でも代々使われる家系もあります。
一見同じように見える紋章ですが、子どもや親戚など紋章を使う人によって変わってきます。
代々使われる紋章は、一部同じものを使用し他は自分の好みのシンボルを使うなどもあります。
中世紋章史では、紋章でよく見るライオンなどのシンボルやなぜ人気になったのかなどの理由も書かれています。
中世紋章史は、紋章を見かけたら思わずじっくり見たくなるような本です。
中世紋章史は、紀伊國屋書店や書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】でも読めます。
ローマ帝国の崩壊 文明が終わるということ
ローマ帝国が崩壊した際によく名前があがる、東ローマ帝国と西ローマ帝国問題。
東ローマ帝国と西ローマ帝国を別々に分けるか、もしくは東ローマ帝国と西ローマ帝国合わせてローマ帝国とするか、どのように考えているかで書籍の内容も変わっていきます。
ローマ帝国の崩壊 文明が終わるということ 新装版では、東ローマ帝国と西ローマ帝国を別々に分けて書かれています。
それぞれ崩壊した時期が異なる視点から書かれているため、それぞれどのような理由で崩壊したのかなどの背景も詳しく知れます。
また、これまで通説のひとつとして知られてきた内容とは逆の説を唱えている著書なため、「ゲルマン民族」や「フランク民族」を予め調べておくと更に面白いです。
ローマ帝国の崩壊 文明が終わるということ 新装版は、新装版がありますので見比べてみるのもおすすめです。
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ヨーロッパの歴史好きはぜひ!
7月に読んだ本は、ヨーロッパを中心とした書籍でした。
古代から現代まで幅広い年代の内容です。
ヨーロッパの歴史好きの方も初めて読む方も楽しめる書籍です。ぜひチェックしてみてください。