収容所所長のルドルフ・フランツ・フェルディナント・ヘスとその家族を中心に描かれる物語。
アウシュビッツ収容所と壁一枚のみ隔てた場所で暮らす一家。
一見ピリピリしてそうなイメージがありそうなところですが、意外にも普通の暮らしをする家族たち。
ガーデニングや自家栽培が好きな妻と兵隊などが好きな息子、そしてプールなどの遊びが好きな娘。
ごくごく普通の暮らしをしている一家ですが、ふとしたときに近づいてはいけないと父親から注意されたり、部下たちが大勢集まるなど、その時代を思わせる描き方をしています。
縞模様のパジャマの少年
縞模様のパジャマの少年は、ナチスドイツで有名な映画のひとつ。
今回見た映画の関心領域と同じく、収容所にちかい場所で暮らす家族を中心に話が進みます。
関心領域と違う点は、収容所があるとは知らず遊びに行く息子がいる点。
ラストは意外な展開で、数日引きずりました。
生涯見ておきたい映画のひとつです。
縞模様のパジャマの少年は、Amazon primeで字幕版のみ見られます。
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ナチスの権力者:究極の悪
ナチス・ドイツで有名なアドルフ・ヒトラー。
中には部下のほうがより恐ろしかったのでは?と分析する専門家もいるほど。
このドキュメンタリーでは、ヒトラーではなくその部下たちが主人公。
部下たちの中でも、知る人ぞ知る部下まで登場します。
関心領域では登場しなくとも、名前だけ出てくるヒトラーの部下もいますので、チェックしておくとおすすめ。
Amazon prime videoでAmazon Prime Video チャンネルを登録する方法やHuluで視聴できます。
普通の人びと: 彼らを駆り立てる狂気
ナチス・ドイツでの大量虐殺は知る人も多いでしょう。その大虐殺をしてきた人々に焦点を当てるドキュメンタリー。
自分で穴を掘らせてその中に入り、射殺される。そしてその穴を埋めるのは次に射殺される人々という内容の書籍を読んだことがあります。
そのようなことを行った人々は、しない選択をしても罰せられなかったと聞きます。それなのになぜ射殺する選択を選んだのでしょうか。
その心理やナチス・ドイツの状況などを踏まえて解説されるドキュメンタリーです。
あまり知られていないナチス・ドイツの様々な方が登場し、よりナチス・ドイツについて知ることができました。
Netflixで見られます。
関心領域
今回公開になった映画の原作。
一度読んだことがある書籍ですが、今回映画を見てからまた改めて読んでみようと思っています。
所長のルドルフ・ヘスとその家族について、より詳細が書かれており、これも書籍ならでは。
最後まで緊張感ある一冊になっています。
夜と霧
アウシュビッツ収容所について知りたい方におすすめしたいのがこの書籍。
特にアウシュビッツ収容所についてより詳しく書かれており、まるでその場にいるような描写が多いです。
知る人ぞ知る書籍のひとつで、ちょっとページ数も多め。
ナチス・ドイツについて、そして収容所について詳しく知りたい方におすすめです。