皇室のみやび 受け継ぐ美に皇室三の丸尚蔵館へ行ってきました。

皇室のみやび 受け継ぐ美とは?

これまで皇室の方々のみしか閲覧できなかった作品たちが4期にわたって展示。
一般の人々が見られなかった作品たちが見られることに驚くとととも、終日多くの人でにぎわっています。
今は第4期になっており、この展示が閉館するまで残りあとわずか。

展示会が好きな方には、ぜひチェックしていただきたい作品たちが並んでいます。

 作品保護などの観点から、人数を制限しており事前予約・チケット購入をしなければ観覧できません。
事前予約・チケット購入時には、人気の時間帯の場合残数も表示されていますので、他の展示会に比べより制限がかかった展示会だとわかります。
また、皇居に入るためには手荷物検査をしなければ入れません。
観光客の方も多く、数十分待ちましたので余裕を持って向かいましょう。
そして、当日向かった時には、完売の表示が。
早めにチケットを確保して向かうとおすすめです。
会場:皇居三の丸尚蔵館(東京都)
期間:2024年11月3日(金)~ 6月23日(土)
休館日:月曜日(月曜が祝日または休日の場合は開館、翌平日休館)
開館時間:9:30~17:00(入室は閉館の30分前まで)
観覧料(税込):

一般1,000円、大学生高校生500円

高校生以下及び満18 歳未満、満70 歳以上の方は無料。

入館の際に身分証などの提示あり。※日時指定予約制

主催:宇都宮美術館、毎日新聞社、白泉社
共催:アリス館、PHP研究所、ブロンズ新社、ポプラ社
問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式HP https://yoshitake-ten.exhibit.jp/

皇居三の丸尚蔵館への行き方は?

アクセスの方法は、地下鉄なら半蔵門線・東西線の大手町駅もしくは東西線竹橋駅、JRなら東京駅がおすすめです。

入門の方法は、大きく分けて3種類あります。大手門と大手門以外から入門する場合です。

大手門以外から入門する場合は、平川門と北桔橋門からの入門があります。

大手門から入門
地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から徒歩約5分
JR東京駅(丸の内北口)から徒歩約15分

大手門以外からの入門
平川門から入門:地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約10分
北桔橋門から入門:地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約15分

私が行ったときは、あいにくの雨でしたので半蔵門線大手町駅から向かいました。

地下通路を通って行きましたが、思った以上に距離があったように思いました。

見どころは?

全10数点のため、展示数は少ないものどれも国宝としてお披露目されたことがなかったものたちです。

狩野永徳や伊藤若冲などの偉人たちの作品が並びます。

特に見たかった作品が、

蒙古襲来絵詞もうこしゅうらいえことば

後巻猿置物さるおきもの 高村光雲 

源氏物語図屏風げんじものがたりずびょうぶ(左隻) 伝狩野永徳

更級日記さらしなにっき 藤原定家

唐獅子図屏風からじしずびょうぶ(右隻) 狩野永徳

諸魚図 伊藤若冲

です。

残念ながら、時期の関係で

唐獅子図屏風(右隻) 狩野永

諸魚図 伊藤若冲

のみの鑑賞でしたが、

思った以上に見応えがあった作品が多数ありました。

予想以上に迫力があった唐獅子図屏風。

幼い子なら怖くなってしまいそうな絵ですが、目のあた里がどこか優しそうなタッチ。

海の生き物たちが泳いでいる姿をえがいた絵。

様々な方向を向いて泳いでいる魚の中でも、特にタコは目があってしまいそう。

行ってみて驚いた屏風に刺繍してある作品。

一部が刺繍かと思いきや、この全てが刺繍。

鶴の羽が特に素晴らしく、立体感も迫力もありました。今にもバサバサと羽を広げそうな刺繍に圧巻。

こちらは、パリの万博で展示された花瓶。花瓶ぐるりと春夏秋冬を表している繊細な作品。

実際はとても小さいのですが、あまりのきめ細かさや綺麗さにアップでも写真を撮りました。

20点弱の展示でしたが、見終えたのはまさかの2時間超え。

見ごたえたっぷりで、おすすめです。