ここ数日前から、エリザベス女王が崩脚されたとのニュースが世界各国で取り上げられています。
崩脚されたニュースが出る直前から3重の虹がかかった写真や、バッキンガム宮殿に集まる方々の写真、「God save the Queen」が歌われるなど。
そのような点からも、エリザベス女王の人気が高かったことが分かります。
ここでは、これまで見てきた読んできた、エリザベス女王に関連するドラマや映画・書籍のおすすめをご紹介します。
チャーミングでファッショナブルな女王
エリザベス女王は、チャーミングでファッショナブルな女王として知られています。
ロンドンオリンピックではジェームズ・ボンドと
在位70年のプロモーションビデオではパディントンと共演。
一般市民の方がエリザベス女王に結婚式の招待状を送ったときには、サプライズで登場。
このエピソードだけでも、チャーミングな印象を持つのではないでしょうか。
ファッショナブルな女王としても知られ、色合いのバランスを見ながらお召し物を決めることはもちろん、必ず帽子をかぶるなどのこだわりも。
ワントーンコーディネイトに靴は黒、傘もワントーンコーディネイトに合わせていることでも度々話題に。
女王と行動をともにするブローチは、歴史面でも重要なものとされ、そのブローチがエリザベス女王のメッセージなのではないかと話題になることも。
そんなファッション面の詳しい内容は、こちらの書籍がおすすめです。
この書籍は、帽子やブローチの他にも英国のファッション面にも触れているため、さらさらと読みやすい内容になっています。
歴史がお好きな方はもちろん、ファッションがお好きな方にもおすすめです。
女王になる前はおてんばな活発少女
チャーミングな一面からも想像できる方やご存知の方もいらっしゃるでしょう。
エリザベス女王は、ジョージ6世(エリザベス女王の父)の跡を継ぐ前はおてんばで活発な少女でした。
また、その当時から行動力もあり、英国で初めて王室出身で軍役に就いた方として知られています。
そのような行動力は、実際にエリザベス女王から許可を得て製作された映画でも垣間見えます。
ハラハラしながらもほっこり心があたたまるストーリーになっています。
これが実話であり、エリザベス女王が許可した映画な点も驚きです。
また、在位70年を記念して作られたドキュメンタリー映画は、2022年の今年上映されたばかり。
エリザベス女王がウィンザー城で解決するミステリー小説も話題になっていました。
度重なる苦汁の決断をしてきたエリザベス女王
エリザベス女王は、王位を継ぐ前から苦汁の決断をしてきました。
本来であれば王位を継ぐはずの叔父が退位したために父が王位を継ぎ、エリザベス女王は王位継承権1位に。
エリザベス女王含めたウィンザー朝のドラマはNetflix限定のザクラウンもおすすめです。
フィリップ王配とは親戚同士の結婚
女王の立ち位置を考えながらも、フィリップ王配との結婚を決めます。
フィリップ王配は母方がバッテンベルク家のドイツ系出身ですが、ギリシャとデンマークの王位継承権を持っていました。
また、幼い頃に王位継承権2位を持つ父がギリシャ革命により死刑宣告、命かながら亡命した過去が。
そして、悲劇の歴史で語り継がれるロシア最後の皇帝、ロマノフ王朝ニコライ二世の皇后の実姉ヴィクトリアが祖母にあたります。
ニコライ二世は、祖父ジョージ5世が国を守るために犠牲にした皇帝、かついとこの間柄です。
また、皇后の実姉ヴィクトリアはイギリスのヴィクトリア女王の次女アリスの娘。
そのため、エリザベス女王とフィリップ王配は親戚にあたります。
ドイツ系の王朝名から新しい王朝名への変更
また、ヴィクトリア女王の頃まで英国王室はドイツ系のハノーヴァー朝(ハノーファー)を名乗っていましたが、ナチス・ドイツなど様々な歴史背景の影響でウィンザー朝と王朝名を変えました。
ドイツ系出身のフィリップ王配は、王朝名が自分の出身国から変わったことについて大変ショックを受けたと伝えられています。
そのようなウィンザー朝の歴史は、Netflixで見られます。(現在2022 9/29まで視聴可能との表示あり)
詳しい歴史を知りたい方はぜひこちらをご覧ください。
度重なる王室のスキャンダル
チャールズ3世(チャールズ皇太子)やダイアナ元妃を始め、孫のハリー王子とメーガン妃など王室のスキャンダルに悩まされたエリザベス女王。
アンドリュー王子に関しては、事実上の王室追放とも言われ、苦汁の決断をされてきました。
フィリップ王配の葬儀では、王室離脱したハリー王子と同じ系統の服を王室側が身につけるなど話題になりました。
伝統的な衣装を身に着けずに参加した点も、エリザベス女王の決断ゆえのこと。
2022年の秋には、ダイアナ元妃の映画が2本上映されます。
ダイアナ元妃が亡くなられたとき、すぐに声明を出さない女王に対し、賛否両論の厳しい声が上がりました。
その裏では、国葬の形にすることや日程など事細かに調整や会議を重ねていたと近年明らかになったことも記憶にある方もいるでしょう。
これから国歌はSave the Kingに
これまで70年の年月、Save the Queenで歌われてきた国歌。
チャールズ3世が即位し、Save the Kingに変わります。
また、女王のみがつけられるアクセサリーもしまわれてしまいます。
現在王位継承権はしばらく男系が続きますので、アクセサリーも女王を恋しがることでしょう。
女王の素晴らしさをぜひ書籍やドラマ・映画を見てみてください。