これまで様々なフレグランスをご紹介してきました。
今年は日本に再上陸したフレグランスを4つ選びましたので、それぞれの特徴や背景についてもご紹介していきます。
有名な人物が愛用していたものもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
CREED(クリード)
様々な有名人も使っていると言われているクリード。クリードが作られたのは、250年以上と歴史あるフレグランスブランド。
天然香料をより配合した、ハンドメイドでのフレグランス製法。
その製法が認められ、ヴィクトリア女王から王室御用達へと認定されました。
ヴィクトリア女王は、ウェディングドレスを世界に広めたとも言われる人物です。
愛用した歴史人物は、ナポレオン3世や王妃ウジェニーも。そして様々な国へと広まりました。
2023年8月30日から再上陸!香水好きの中でも再上陸は話題に。
ウビガン
悲劇の王妃の代名詞と言っても過言ではないマリー・アントワネットも愛用していたウビガン。
マリー・アントワネットは、当時の流行りよりも柔らかい香りを好まれ、ウビガンもその中のひとつ。
断頭台へと向かったそのときまでウビガンの香水を持ち歩いていたという逸話も。
そんなウビガンが2022年から再上陸しています。
残念ながら、マリー・アントワネットが付けていた香水は、現在残っていません。
しかし、世界で初めて合成香料を使ったとしても知られるウビガンの香水「フジェール ロワイヤル」は今でも楽しめます。
Eight & Bob
ケネディ大統領がまだ大統領になる前のこと。
フランス旅行時に初めて香りを嗅いだあと、どうしても忘れられなかったケネディ大統領。
8本の香水ともう1つ香水を弟のボブに用意してほしいと伝えたことから、ブランド名が付けられました。
その後ケネディ大統領が紹介したことで、芸能界ブームに。
残念なことに、第二次世界大戦の頃にボブの邸宅はナチス・ドイツの接収に。
そのときに機転を利かせた執事のフィリップは、本をくり抜いて香水とそのレシピを隠しました。
長い年月を経て、フィリップの子孫は発見。何度も試行錯誤を繰り返し、再現した香水ができました。
ジ・オリジナルは、当時から人気なフレグランスのひとつ。爽やかな柑橘系とペッパーなどスパイシーな香りが顔を覗かせます。
ブーディカ ザ ヴィクトリアス
紀元前2000年にケルト民族のトップとして名を残したブーディカがブランド名の由来です。
ローマ帝国の支配下そして独立を繰り返してきた諸民族の人々。その中の1人がケルト民族のブーディカです。
ローマ帝国と戦いにより悲しい最期を遂げますが、イギリスではブーディカの銅像もあり、英雄のひとりとして有名。
2022年に初上陸し、サロン ド パルファン2022では完売商品が出るほどの人気ぶり。
ブーディカ ザ ヴィクトリアスは、時々全国各地でポップアップストアが出るほどになりました。
ブーディカの強さや美しさをイメージした香水瓶もおしゃれで品があるデザイン。