イギリスチューダー朝のおすすめ映画を人気作品からマイナーまでご紹介

イギリスの歴史と言えば、「エリザベス1世」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな知名度が高い「エリザベス1世」までの王朝、チューダー朝の映画をご紹介します。

有名な映画からマイナーな映画までご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 ご紹介した作品のなかには、VODでの配信やレンタルが終了している場合もありますので、ご注意ください。

チューダー朝とは?

チューダー朝は、ランカスター家の「ヘンリー7世」からチューダー朝最後の女王「エリザベス1世」までの王朝です。

ランカスター家は、ヨーク家と同様プランタジネット家の男系。

男系の傍系な理由から王位継承を得るためにヨーク家と争いました。

その戦いは、ランカスター家が赤薔薇、ヨーク家が白薔薇の紋章から由来され、後に薔薇戦争と呼ばれています。

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チューダー朝の王および女王は以下です。

 チューダー朝の王および女王

・ヘンリー7世
・ヘンリー8世
・ジェーン・グレイ
・メアリー1世
・エドワード6世
・エリザベス1世

 

チューダー朝の映画8選

ここからは、チューダー朝の内容で特におすすめしたい映画をご紹介します。

有名なキャストで話題になった映画からチューダー朝の違った視点から見た映画など幅広い映画を選んでみました。

ご紹介する映画は、チューダー朝の年代順・歴史順に並んでいます。

ブーリン家の姉妹

ブーリン家の姉妹は、ヘンリー8世2番目の王妃アン・ブーリンが生まれ育った「ブーリン家」から物語は始まります。

アン・ブーリンの妹メアリー・ブーリンは、恋人と別れヘンリー8世の愛人になりました。やがて王の気持ちは姉のアンに向いていきます。

アン・ブーリン役はナタリー・ポートマン、メアリー・ブーリン役はスカーレット・ヨハンソンです。

Amazon prime videoでは、吹き替え版字幕版が配信されています。

王の命令は絶対な時代、王に気に入られた姉妹は、王の寵愛による嫉妬などで仲が良かった以前とは異なる関係に。

この映画は、アン・ブーリンの最期まで描かれている作品ですが、なにより他の映画と比べ衣装などの美術関連がとてもきれいで美しいです。

映画の衣装、特にブーリン家の姉妹が着用したドレスなどの展示会も行われた時期もありましたので、ぜひ衣装にも着目してみてください。

原作もありますので、こちらも合わせて読んでいただくとより楽しめます。

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1000日のアン

1000日のアンは、先程ご紹介した「ブーリン家の姉妹」に登場するヘンリー8世2番目の王妃アン・ブーリンの物語です。

アン・ブーリンが捕らえられ、そして最期の日まで1000日と言われ、その日々に焦点を当てています。

今から60年ほど前に作られた映画とは思えない細部まで作り込んでいる作品です。

以前は黒白のみでしたが、カラー版も発売されるようになりました。

王妃としての立場や改宗すれば助けるというヘンリー8世からのメッセージ、娘の王位継承問題など、王妃として妻として母としての視点から考えさせられる映画です。

わが命つきるとも

こちらも2作品同様ヘンリー8世が出てくる映画ですが、大きな違いは主人公が脇枠の方であることです。

この作品では、ヘンリー8世との間に挟まれ、後に悲しい結末で人生の幕を閉じるトマス・モアの視点から描かれています。

Amazon prime videoでは、字幕版のみ配信されています。

ヘンリー8世が統治していた時代に、政治面でも大きな影響を与えたトマス・モア。

そのトマス・モアからみたヘンリー8世が描かれていますので、他の作品にはない独特の描かれ方になっています。

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ヘンリー8世の私生活

「ブーリン家の姉妹」や「1000日のアン」でご紹介した2番目の王妃、アン・ブーリンが処刑されたところから映画は始まります。

話の内容はこれまでご紹介した「ブーリン家の姉妹」「1000日のアン」「わが命つきるとも」を見てからご覧いただくと面白さが増しますのでおすすめです。

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ヘンリー8世は歴代その数6人の王妃との子どもに対し、王位継承権を剥奪してきました。

その王位継承権を復活させるようヘンリー8世へ直々申し出たのは最後の王妃キャサリン・パーと言われています。

そんな歴代王妃との関係や王位継承権問題、政治面でのトマス・モアへの執着のほか、ブラックユーモアを含んだ茶目っ気たっぷりなヘンリー8世が見られます。

ヘンリー8世を演じたチャールズ・ロートンはこの作品でアカデミー賞を受賞しています。

特に処刑のシーンがリアリティがありますので、刺激の強い内容が苦手な方はご注意ください。

悲恋の王女エリザベス

こちらは、「ヘンリー8世の私生活」同様知る人ぞ知る映画のひとつと言ってもいいでしょう。

この映画で演じているヘンリー8世は、「ヘンリー8世の私生活」で演じているチャールズ・ロートンです。

先程紹介した映画から20年ほど経った作品ですので、「ヘンリー8世の私生活」とはまた違ったチャールズ・ロートンが楽しめます。

ヘンリー8世が亡くなった後、6番目の王妃キャサリン・パーはかつての恋人だったトマス・シーモアと再婚。

ヘンリー8世の2番目王妃との娘エリザベス1世は、継父母と一緒に住むようになります。

この後ご紹介する「レディ・ジェーン愛と運命のふたり」の主人公でヘンリー8世の姪、後に9日間の王妃として知られるジェーン・グレイは、継父母と一緒に住んでいた時期がありました。

エリザベス1世の初恋は継父とも言われ、そんな彼女はキャサリン・パーから城を追い出されてしまう、そんな悲しい恋物語をこの映画では描かれています。

継父は権利を得たかったため関係を迫ったとも言われ、一方エリザベス1世は、この影響で独身の道を選んだとの一説もあります。

レディ・ジェーン愛と運命のふたり

こちらの女優に見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ハリーポッターでの印象も強い、若き日のヘレナボナムカーターです。

ヘレナボナムカーター演じるジェーン・グレイは、ヘンリー8世の妹が母方の祖母な理由で義父から王位継承権を持つ者として担ぎ上げられました。

即位したもののヘンリー8世の1番目王妃キャサリン・オブ・アラゴンの娘メアリーに捕らえられ、夫のギルフォード・ダドリーとともに悲劇の最期を遂げます。

改宗すれば許すとメアリーからの申し出に断ったとされる説もあり、ロンドン塔にはジェーンが残したと考えられる落書きも現存しています。

そんなふたりの切ない運命と恋愛が描かれている映画です。

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エリザベス

ケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」

この映画で描かれるエリザベスは、これまで度々ご紹介したヘンリー8世と2番目の王妃アン・ブーリンとの娘、エリザベス1世です。

国と結婚すると宣言した彼女は生涯独身を貫きました。

たくさんの男性からプロポーズや熱烈なアプローチを受けましたが、その男性方を匠にかわしながら関係を維持しつつこれらを政治面で活かしていました。

この映画は、最初からエリザベスを取り巻く方々が出てきますが、映画の中で途中まで名前を呼ばれない場合も少なくありません。

登場人物が誰なのか分かるととても面白い映画なので、イギリスの歴史を知ってる方やある程度イギリスの歴史を勉強してから見ることをおすすめします。

Amazon prime video では、吹き替え版字幕版がありますので、どのくらい詳しい内容か気になる方はまずこちらから視聴してみるといいでしょう。

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エリザベス ゴールデンエイジ

エリザベス ゴールデンエイジは、エリザベスが権力を強めていた時代が描かれています。

女王であり女性であっても怯まず、戦場に自ら足を運ぶエリザベスの力強さが感じられます。

実際に当時戦場で戦っていたとの記録も残っています。

また、晩年悩んでいたとされる王位継承権などスコットランドとの問題なども多く出てきていますので、前回の映画「エリザベス」よりも更に歴史の面白みが増しています。

登場人物も前回より限られているため、分かりやすいのではないでしょうか。

たくさんの男性からアプローチされる点は前回同様変わらずですが、「レディ・ジェーン 愛と運命のふたり」に出てくるダドリー家出身のひとりを寵愛するなど、驚きのシーンも出てきます。

Amazon prime videoでは、字幕版吹き替え版が配信されています。

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ふたりの女王 メアリーとエリザベス

こちらは、近年人気が高まっている女優シアーシャ・ローナンがスコットランド女王メアリー・スチュアートを演じた作品です。

ヘンリー8世亡き後のエリザベスと従姉妹のメアリー・スチュアートが描かれ、もし二人が会えたらというフィクションが含まれています。

しかし実際には、幾度も手紙をやり取りしたものの生涯二人は会うことなく最期を迎えているため、この点が引っかかる方もいらっしゃるでしょう。

この映画は、イングランド視点とスコットランド視点それぞれから見ることができるので他とはまた違った面白さがあります。

吹き替え版字幕版がありますので、フィクション含む映画もお好きな方はぜひご覧ください。

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