2022年6月に読んだ歴史の本、4冊

2022年5月に続き、6月に読んだ歴史の本をご紹介します。

初めて邦訳された本や昨年発売したばかりの本などをご紹介します。

それぞれ単行本ですが、4冊のうち半分は重厚感たっぷり700ページ以上ある本です。

歴史が好きな方も、ぜひ最後までご覧ください。

アレクシアス

こちらの本は、初めて邦訳されたもので2020年に発売されています。

アレクシアスの娘、アント・コムニニ自ら執筆した書籍です。

歴史的にも名を残したアレクシアスですが、この本では娘からみた父の意外な姿や尊敬している父の背中を見て育った背景なども書かれています。

ビザンツ帝国で有名なアレクシオス1世は、様々な国や民族が攻めてきた影響で何度も自国の危機を救ってきました。

そのような状況で、彼がどのような対処をしたのか娘からの新たな視点で見られます。

また、歴史などの書籍には参考文献が多く記載されているものも多くあり、索引も合わせて掲載されています。

この書籍は、索引が頁番号ではなく巻章節番号になっており、その数はこれまで読んできた歴史書籍の中でも上位を争うほどです。

索引ページがお好きな方やよりビザンツ帝国をしりたい方におすすめです。

アレクサンドロス大王

アレクサンドロス大王は、この書籍の表紙になっている絵で有名です。

こちらの絵に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

アレクサンドロス大王が有名になった出来事などは、アレクサンドロス大王亡き後数百年後に書かれた書籍から基づいているものばかり。

この書籍では、アレクサンドロス大王がいた頃の史料や遺物のほか、最新の研究結果も含め書かれています。

そのため、これまでのイメージとされてきたアレクサンドロス大王とその当時のアレクサンドロス大王を比べながら読み進める楽しさがあります。

アレクサンドロス大王を当時の歴史に基づいた史料から知りたい方におすすめです。

 

ヴァイキングの歴史

「ヴァイキングの歴史」と同タイトルで同じ著者の書籍が出ていますが、こちらは改訂版の書籍です。

海賊と呼ばれているヴァイキングですが、そのヴァイキングがどのような民族であるかだけでなく、生活や交流などにも焦点を当てています。

改訂前のサブタイトルは「北の農民ヴァイキング」でした。

ヴァイキングについて、海賊の視点だけでなく、様々な視点から知りたい方におすすめです。

 

マリ・ド・メディシス 母と息子の骨肉の争い

マリ・ド・メディシスは、フランスアンリ4世の妻です。

フランスアンリ4世が暗殺され亡き後は、マリ・ド・メディシスが息子ルイ13世を継がせるため摂政として成り上がります。

しかし、長年母マリ・ド・メディシスから支配されていたルイ13世は、摂政が外れる年齢になると母から距離を置こうとします。

アンリ4世への寵愛を失い、愛妾アンリエット・ダントラーグに夢中になっていたアンリ4世をみたマリ・ド・メディシス。

そのぶん息子に期待をし、実権を握りたいと考えていたとも言われています。

こちらの著者は、側近のリシュリューを長年研究されている方で、時代背景やその時代についての内容についての説得力もあります。

800ページで重厚感のある書籍ですが、内容も時代を追って書かれているため面白くサラサラと読み進められます。

 

初めて邦訳された重厚感のある書籍もおすすめ!

 
サラサラと読みやすく薄めの本を選んでしまいがちですが、重厚感のある書籍もまたおすすめです。
 
ぜひ厚めの本を時間があるときには、お手に取ってみてください。