自宅にいる時間が多くなった今、靴のお手入れをどこまでしていらっしゃるでしょうか。こまめにしている方もいれば、なかなか苦手という方もいらっしゃると思います。
たくさお手入れしている方もしていない方も、そしてこれからしようとしている方も。靴に対する思いは人それぞれですが、できればお手入れをしていただきたいと思っています。今回は様々なシューケア用品を試してみた私が、特におすすめしたいシューケアブランドをご紹介します。
コロンブス
・90年以上の歴史を持つ日本の老舗メーカー
・百貨店やホームセンターなど取り扱いが多い
・シューケアのワークショップを定期的に開いている
コロンブスは、90年以上の歴史がある日本の老舗メーカーです。百貨店などでシューケアのワークショップを積極的に行う三橋弘明さんをご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなコロンブスですが、リーズナブルな商品が多く手を伸ばしやすい点が特徴です。品質維持をはじめ、パッケージデザインなどすべて自社で行うコロンブス。シンプルなデザインやブラシを始めクリームなどホームセンターでも購入できる点もポイントです。
ライオン靴クリーム
・接客が丁寧
・独自で開発したクリームを取り扱う
・SNSでお手入れ方法などの情報を発信
ライオン靴クリームは、自社で開発したクリームなどを取り扱うお店です。
サラッと伸ばしやすいクリームが特徴です。InstagramなどSNSでも情報を発信しており、お手入れの方法や靴が出来上がる工程など私達が気になる点も惜しみなく発信しています。
ライオン靴クリームは、どこの店舗でも接客が丁寧な印象です。特にお手入れの方法は時間の許す限りお伝えいただけるので、足を運んでみてもいいでしょう。
メルトンモゥブレィ
・栄養のクリームは色展開が豊富
・汚れ落としが他のブランドに比べ多い
・パッケージがシンプルでおしゃれ
モゥブレイと聞いてパッケージデザインも含めて知らない方はいないのでは？と思うほど、コロンブスと並んで知名度が高いブランドです。
めずらしい靴の色を購入した際に同じような色のクリームを探したい！というときにも頼りになるブランド。クリームは少し柔らかめのテスクチャーでのばしやすく、液体状の汚れ落としは複数作られている点も他のブランドにはない特徴です。
モウブレイで注目したいのは、汚れ落としが他のブランドに比べ多く取り扱っている点。革の汚れが落ちやすい白い液状タイプや革に優しい青色で液状のパッケージそして、クリームタイプなどです。
また、カビ取りやカビ予防におすすめしたいスプレーもご紹介します。他のブランドで複数使用してきましたが、こちらが中でもカビが生えにくく予防ができると感じました。
革のお手入れ製品独特のかおりがしにくい点もポイントです。
サフィール
・SNSで話題の鏡面磨きクリームがある
・他のブランドよりも独特のかおりがある
・量の多い栄養のクリームがほしい方におすすめ
サフィールは、SNSなどでも鏡面磨きをする際のクリームで人気のブランドです。サフィールのパッケージがかっこよく、革靴販売員当初はいわゆる「パケ買い」をされているお客さまも多くいらっしゃいました。
サフィールは他のブランドよりも鏡面磨きのクリームに独特のにおいがありますので好みは分かれるかもしれません。クリームもかたく仕上げに時間がかかるため、鏡面磨きに慣れた方におすすめです。鏡面磨き含め、光沢が控えめに仕上がりますのでつやを控えめにしたい方向けのブランドです。
サフィールは、栄養クリームの量が多い商品も取り扱っています。ご自宅にある靴である色が多いもしくは使用する頻度が高いなどがある方にはこちらのクリームがおすすめです。
他のブランドに比べるとクリーム独特のかおりが消えるまで時間がかかりますので、ご注意ください。
KIWI
・クリームなどお手入れ用品の金額を抑えたい方におすすめ
・鏡面磨きのクリームはつやひかえめ
・かたすぎずやわらかすぎないテスクチャー
革のお手入れは、楽しい反面揃え始めると金額が高く驚く方もいらっしゃいます。KIWIは、少しでもお手入れ用品の金額を抑えたいと思う方におすすめ。
鏡面磨きのクリームで知名度が高いKIWIですが、サフィールよりも伸ばしやすくモウブレイやコロンブスより伸ばしにくいテスクチャーです。あまりツヤが出ないため、鏡面磨き特有のツヤが苦手な方におすすめです。
クリームはより色がちかいものを選ぼう！
靴の色は様々です。ぴったり合う色がないからと似たような色で選ぶ場合もありますが、できる限りちかい色で選んでいただくと経年変化も変わりますのでおすすめです。ぜひこの機会にお手入れ用品を見直してみてください。
