元革靴販売員がおすすめする、日本製の革靴ブランド8選

革靴は、国内外幅広いブランドやメーカーがあります。日本製の革靴は、日本人の足型に合った形をデザインするほか、革質も優れていると評価されています。

今回は、老舗革靴ブランドをメインに日本製の革靴ブランドをご紹介します。

 

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元革靴販売員からみた視点もご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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日本製の紳士革靴ブランドおすすめ8選

ここでご紹介する日本製の紳士革靴ブランドは、次の8つです。

 

リーガル
スコッチグレイン
三陽山長
ユニオンインペリアル
大塚製靴
宮城興業 MIYAGI KOUGYO
ペルフェット
セントラル

 
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リーガル

引用:REGAL SHOES

リーガルは、日本製革靴が元になっています。

アメリカと共同で革靴を作り始め、今では日本製の革靴ブランドの会社として幅広く知られています。

 

靴底が厚めで耐久性があるグッドイヤー製法に力を入れているブランド。

パーツが少なめなため、軽めの革靴として知られるマッケイ製法も豊富。

マッケイ製法とあまり変わらない金額で購入できる、グッドイヤー製法革靴もあるので良心的なブランドです。

リーガルでは、オーダーメイドも可能。

フルオーダーからパターンオーダーまで可能ですので、ご自身の好みや予算に合わせて注文できます。

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つま先まわりなど革靴の先端が丸みのあるデザインも多いため、昔ながらのデザインを履きたい方に向いています。

リーガルのシューケア用品は、コロンブスから販売されているものが多数。

リーガルとコロンブスでは同じ商品も展開している場合もあり、手が届きやすい価格帯です。

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革靴やシューケア用品で、金額を少しでも抑えたい方にもおすすめです。

スコッチグレイン

引用:スコッチグレイン

スコッチグレインは、日本人の足の特徴を活かしながら研究を重ねているヒロカワ製靴です。

そのため、日本人がより履きやすい革靴づくりに重きを置いているブランド。

すべての革靴がグッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法のみ取り扱いしているメーカーは、めずらしいといえるでしょう。

グッドイヤーウェルト製法は、底材が厚く長持ちする革靴。革靴をより長く愛用できるよう重視していることがわかります。

また、スコッチグレインは、少し幅が細めな革靴が多いのも特徴。

ですので、スタイリッシュに履きたい方にも向いています。

少しでも長く履きたい方におすすめのブランドです。

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三陽山長

 

引用:三陽山長

三陽山長は、2000年にスタートしたメーカーで、年数から考えるとまだ新しいブランド。

一方で、日本人の足に合ったデザインを作るブランドとして知名度が高いです

日本人に合ったデザインのほか、お客様の反応を活かし商品に取り入れるなど、お客様目線も大事にしているブランドです。

型番を和名にしている点は、他のブランドにはないオリジナリティに溢れています。

まるで聞いたことがあるような和名なため、なんだか親近感も湧いてきます。

ランクごとに名付けられている和名も印象的。ランクごとに匠や極などが付けられています。

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お客様の声を反応させているデザインが多くありますので、これまで自分が求めている靴に出会えなかった方にはおすすめのブランドです。

ユニオンインペリアル

 

引用:ユニインインペリアル

ユニオンインペリアルは、ユニオンロイヤル社のブランドで、日本で初めてイタリアンマッケイ製法を使用しています。

イタリアの高級メーカーマレリー社と技術提携を結び話題になりました。

グッドイヤーウェルト製法は長持ちですが、そのぶん底の厚みや硬さがあり靴が重めです。

ユニオンインペリアルでは、グッドイヤーウェルト製法のマイナス面を改良したボロネーゼ式グッドイヤーウェルト製法を使用しています。

グッドイヤーウェルト製法の革靴で、重さや硬さの悩みを解消したい方におすすめです。

 

 
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大塚製靴

 

引用:大塚製靴

大塚製靴は明治5年から創業している老舗ブランドです。

西洋からの新しい文化である革靴を日本人へと定着させたブランドと言えるでしょう。

昔から皇室御用達のビスポークシューズを作っているブランドとして知られています。

近年では、ビジネスシューズだけでなくレザースニーカーも人気です。

2足目を買い足すお客様などリピーターが多く、履きやすさを大事にしているメーカーだと分かります。

レーザースニーカーは、カラーやデザインが豊富。お仕事でもスニーカーを履きたい方にもおすすめです。

MIYAGI KOGYO

 

引用:MIYAGI KOGYO

OEM生産とパターンメイドを作っているブランドとして知られるMIYAGI KOGYO。

70年間革を扱ってきたベテランのブランド。

日本だからこそできる繊細な見た目とビスポークシューズを合わせたデザインが特徴。

ソールは、コルク部分を練りコルク。くるぶしまわりは深めに作られています。

そのような方法で革靴を作っているため、足の甲部分の曲げ伸ばしがしやすいように工夫されています。

革靴は、履き始めから馴染むまで時間がかかることが多いため、悩む方も少なくありません。

MIYAGI KOGYOでは、履き始めから少しでも心地がいいよう工夫されています。

ペルフェット

ペルフェットは、ビナセーコー社が立ち上げた新しいブランドです。

ヨーロッパらしい細身のシルエットで作るグッドイヤーウェルト製法が特徴です。

ピッチドヒールと呼ばれるめずしい方法を採用しているので、横から見たシルエットがとても綺麗なデザインになっています。

セントラル

セントラルは、浅草で紳士靴を作っているブランドですが、以前は三陽山長などOEM生産のみ作っていました。

2012年からは、ワールドフットウェアギャラリーとのコラボレーションでオリジナルブランドセントラルをスタートしました。

カーフを多く使用し、1日の生産量を25足に制限しているため、一足一足の仕上がりが繊細で綺麗です。

 

お気に入りの日本製革靴を見つけよう

皆様ご存じのブランドからあまり知られていないブランドまでご紹介しました。ぜひ気になったブランドがありましたら、チェックしてみて下さい。